【調査内容】

産卵調査で確認した産卵巣の、稚ガメの脱出後を見計らい(約2ヶ月後)、ふ化した後の殻をすべて掘り出してふ化状況を調べます。

 
⇒どんなことが分かったの?

浜によって、ふ化状況に違いがあります。主な原因として、海岸の形状、砂の温度、砂質、食害が挙げられます。

【水没しやすい浜の形状】

奥行きの狭い浜や、沢ができやすい浜では、台風や大雨により産卵巣が水没・流出してしまうことがあります。卵は長時間水に浸かると、呼吸ができずに死んでしまいます。(ジニービーチ、小浜など)


【砂の温度、砂質】

日が良く当たり、色のついている砂質の産卵巣は高温になりやすく、ふ化までの間隔は短いですが、一部の卵は高温によって死亡することがります。また、粘土質の浜は水はけが悪く、卵が水没してしまうこともあります。(ウグイス浜、ブタ海岸など)


【食害】

スナガニやネズミは産卵巣を掘り起こし、卵を食べてしまいます。また、シロアリによる被害もあります。シロアリやアリの被害は昔は焼場海岸だけでしたが、今ではあらゆる浜で見られるようになりました。