ボランティアに参加されるみなさまへ
小笠原海洋センターの朝は8:00から始まります。お昼は12:00~13:30の1時間半。活動終了時刻は17:00です。
ボランティアのみなさまには、飼育補助・展示館業務・調査補助・データ整理・施設整備など、様々な活動をお手伝いしていただきます。どれも海洋センターの業務として重要であり、優劣はありません。すべての業務にご理解とご協力をお願い致します。
小笠原の綺麗な海に囲まれて過ごすボランティア生活は、何事にも代えることのできない貴重な体験となるでしょう。
しかし、特に海上や夜間における調査活動には、思わぬ危険が潜んでいます。
活動を楽しむことは大切ですが、体調管理をしっかり行うなど、適度な緊張感や・協調・気配りを忘れないようにしましょう!
飼育補助
海洋センター内で多数飼育しているウミガメの給餌、水槽掃除は毎日欠かせません。
その他にも、定期計測や甲羅磨きなどもあり、夏場の炎天下でも屋外の作業があります。
展示館業務
来館者への館内の案内、プログラムの説明、お土産の販売、館内清掃などを行ないます。来館者との日々の会話を通して、ウミガメやザトウクジラ、そして小笠原を見つめなおす、いい機会となることでしょう。
アオウミガメ調査補助(5~11月)
5~8月:産卵巣調査(昼間)、夜間パトロールと標識装着(夜間)
8~11月:ふ化後調査
2003年より大村海岸の夜間パトロール(20:00~25:00)を開始しました。稚ガメ保護のため、大村海岸で産卵された卵を海洋センターのふ化場へ移動します。夜間作業が続く時期は生活リズムが不規則になりがちです。また、日中は大変暑いので体力を必要とします。自己の健康管理が大切です。
ザトウクジラ調査補助(1~4月)
冬から春にかけて、繁殖のため島周辺に回遊してくるザトウクジラの生態調査を行なっています。陸と船からクジラを探す調査を行ないますが、ほとんどが撮影された白黒写真によるマッチング(照合作業)で、とても根気がいります。
データ整理
野帳の整理、捕獲カメのデータ整理、ザトウクジラの尾ビレ写真のマッチング作業など。
その他
野良仕事もあります。センター内には熱帯植物園のように植物が植えられているので、手入れが必要となります。
また、施設が海岸に接しているため施設が傷みやすくなっています。日々こまめに整備・修繕することが大事になります。