ついにやってきました。この季節が。

小笠原(父島)は、アオウミガメの産卵シーズン開幕を宣言します!

4/24、ついに今シーズン初の産卵を、境浦南と扇浦にて2巣確認しました。
今回は陸路(車で行ける天然浜)を一通り調査しました。
どのように調査するかというと…

1.口笛でも吹きつつビーチへ行く
2.上陸跡や産卵していそうな場所を探す
3.鉄筋を刺して産卵巣を探す
4.掘って確認

簡潔に箇条書きにすると以上です。
1はスタッフによって鼻歌だったりします。

本当に簡単に書くとこれだけですが、
鉄筋を刺して産卵巣を確認する作業は、もはや熟練の技術です。
産卵巣はもちろん砂の中。ありそうな場所はわかっても、見た目では位置まで特定できません。
鉄筋を刺すのも当てずっぽうでは見つかりませんし、卵を割ってしまう恐れがあります。
機会があれば是非見ていただきたいくらいの、もはや「技」です。

産卵巣を探し当てたら、あとはひたすら掘ります。
産卵巣によって違いますが、約60cmくらいは掘ります。
砂だと掘りやすいけど崩れやすかったり、サンゴダストは崩れにくいけど掘りにくかったりと、
砂質によって作業時間も変わってきます。

ちなみに、2016年度は父島列島のみで2,645巣を調査しました。
そう考えると、まだまだこれから!

以上!スタッフが深爪となる季節に突入したことを、ここにご報告いたします。