展示館臨時休館のおしらせ

2024-12-16T14:07:26+09:00

おがさわら丸の係留機器故障による欠航に伴い、小笠原海洋センター展示館は下記の期間、臨時休館いたします。 休館期間 2024年12月17日~12月22日 休館は屋内展示館のみで、屋外のウミガメ水槽はご覧いただけます。 見学可能時間は8:00~17:00です。 体験プログラムは実施できない場合がございますので、ご希望の場合は事前にお問合せください。 今後のおがさわら丸の運航によって、休館期間は変更になる場合がございます。 最新の情報は本ページおよび公式SNSをご確認ください。 公式X(Twitter) 公式Instagram

展示館臨時休館のおしらせ2024-12-16T14:07:26+09:00

臨時休館のおしらせ

2024-08-13T14:21:50+09:00

台風7号の接近に伴い、小笠原海洋センターは下記の期間、臨時休館いたします。 8月14日(終日) 8月15日(終日) 8月16日(午前中のみ) 屋内展示館、屋外展示水槽ともにご覧いただけません。 ご来館される皆さまの安全のため、また施設の安全確保のためご理解いただきますようお願い申し上げます。 台風通過後の被害状況によっては、休館期間を延長する場合がございます。 最新の情報は本ページおよび公式SNSをご確認ください。 公式X(Twitter) 公式Instagram

臨時休館のおしらせ2024-08-13T14:21:50+09:00

Syncable クラウドファンディングはじめました!

2024-04-01T18:47:32+09:00

絶滅危惧種のウミガメを守りたい!地域の人々と共に産卵地を未来に残すプロジェクト。 ELNAはアジア地域の海洋生物及びそれらを取り巻く海洋環境を保全していくことを目的に1999年8月に設立された団体です。現在は国内外でウミガメ類の調査・保全活動の他、小笠原でザトウクジラの調査も行っています。 今回のキャンペーンでは、インドネシア・小笠原・関東で行っているウミガメ保全活動全体へのご支援を募集いたします。こちらの4/30までの期間限定プロジェクトでは、様々な方からの応援メッセージや我々エバーラスティングネイチャーの活動報告記事なんかも随時掲載していきますので、是非チェックしてみてください 豊かな海を未来に残す活動を応援していただけないでしょうか?よろしくお願いします! 詳細はこちら▼ https://syncable.biz/campaign/5825 認定NPO法人エバーラスティングネイチャー

Syncable クラウドファンディングはじめました!2024-04-01T18:47:32+09:00

ザトウクジラ調査とは?その2

2024-02-28T15:44:21+09:00

みなさまこんにちは! 小笠原海洋センタースタッフのしみずです。 前回の「ザトウクジラ調査」のお話の続きをお届けしたいと思います。 スタッフが懸命に船の上でカメラを構え、撮影した尾びれ写真は識別作業がしやすいようアップに加工し、必要があれば明るさの調整などを行います。この写真と、これまでのデータベースを見比べていきます。この識別作業をマッチングと呼んでいます。 船上で撮影した写真 アップに加工した写真 なんと、データベースに登録されているクジラは2,000頭以上。古いデータはフィルムカメラで撮影した白黒写真だったり、正面ではなく斜めから撮影した写真しか登録がなかったりと、同じ個体が登録されていたとしても膨大なデータベースの中から同じ個体を見つけるのは至難の業です。尾びれの色などからある程度絞り込んで探したとしても、1頭マッチングするには30分から1時間ほどかかります。 マッチングの結果、同じ個体がこれまでに登録されていないということが分かれば、その個体は新たにデータベースに追加されます。こうしてデータベースは充実していきます。 このマッチングによって、小笠原に来遊するクジラの頭数の推定や、成熟までの年数や出産周期などが分かってきました。 小笠原でいちばん有名なクジラ『モッチーニ』は1992年生まれで、2000年に初めて子クジラを連れている姿が目撃されています。このことからザトウクジラが成熟するまでに8年かかるのでは?と推測することもできます。(論文によると、ザトウクジラの性成熟は4歳から起こるとされているので、モッチーニの記録とも矛盾しません) モッチーニ。右側の欠けが特徴的です。 モッチーニは人気があり尾びれの写真も多く集まるので、尾びれの欠けや模様の経年変化も観察することができます。モッチーニの変化から、他の個体の変化も推測し、マッチング作業に役立てています。 また、何度も小笠原で確認される個体が多いことから、ザトウクジラは小笠原を目指して回遊しているのではないか?と考えられるようになりました。 簡単に分かりそうなことでも、意外と分かっていないことが多くあります。毎年確認される個体もいれば、2年に1回の個体もいれば、30年ぶりに確認された個体がいる、など回遊の頻度にはまだまだ謎が残されています。(もちろん、小笠原に来るすべての個体を調査で来ているわけではないですが……) そのため、これからも積極的な調査やデータの解析が必要です。最近の調査ではクジラがブリーチ(ジャンプ)など、アクティブな行動の際に剥がれ落ちる皮膚を採取し、DNAの研究も進めています。 まだまだ謎の多いザトウクジラの生態を解明するために、みなさまもツアーなどで写真を撮影できた際にはぜひクジラの尾びれ写真のご提供をお願いいたします!! 尾びれ写真の提供について、詳しくはこちらをご覧ください。 https://form.jotform.com/203527606448458 最後までお読みいただきありがとうございました! 参考文献:The social and reproductive biology of Humpback Whales: an ecological perspective(PHILLIP J. CLAPHAM)

ザトウクジラ調査とは?その22024-02-28T15:44:21+09:00

ザトウクジラ調査とは?その1

2024-02-27T16:20:34+09:00

みなさまこんにちは! 海洋センタースタッフのしみずです。 小笠原もすっかり寒くなり、島の主役は気付けばアオウミガメからザトウクジラに交代。クジラ人気は島内でも非常に高く、ウェザーステーションを始めとする展望台にはクジラ探しをする人の姿を多く見かけるようになりました。 ウェザーステーションからの夕陽。眼下にはザトウクジラが観察できます。 海洋センターは島内では「カメセンター」と呼ばれることが多いからか、意外と私たちが『ザトウクジラ調査』を行っていることは知られていないような気がします。今回はそんな調査についてお話します! ややこしい歴史の話からスタートしてしまいますが、そもそも小笠原でのザトウクジラ調査は、1988年にカナダから2人の研究者が来島して始まりました。同時期に小笠原ホエールウォッチング協会(OWA)の設立、小笠原海洋センターでの調査が始まります。 2014年を最後に、資金不足、人手不足などにより、事業の規模を縮小して調査をせざるを得ない状況が数年続きました。 しかし、2017年~2019年は本格的ではないものの、年間数回のクジラ調査を実施していました。そして2020年から本格的な調査を再開しました。この再開にあたっては、企業からの助成金獲得により資金の問題を解決できたこと、そしてなにより、スタッフKさんが「このまま調査データが埋もれてしまうのはもったいない!これだけのデータを持っている海洋センターがやらなければ!」という熱意がありました。 2020年からは小笠原ホエールウォッチング協会(OWA)との協働で調査を実施しています。これまで小笠原で確認されたザトウクジラのデータベースがより充実し、調査研究がの幅が広がり、国内外との共同研究にもさらなる展開や成果が期待できるようになりました。 そんな『ザトウクジラ調査』は大きく2つの段階に分けることが出来ます。 ①沖に出てクジラの尾びれ写真を撮る ②撮った写真から個体の識別を行う 今回はこの①についてお話していきます! さて、「①沖に出てクジラの尾びれ写真を撮る」ですが、撮る箇所は「お腹側の尾びれ」です。 ザトウクジラは数回の息継ぎののち、頭を海底に向け、尾びれを高く上げて深く潜る『フルークアップ』という行動をします。フルークアップダイブと呼ぶこともあります。 フルーク(Fluke)とは尾びれのことなので、文字通り尾びれを高く上げることですね。国にとってはテイルアップと呼ぶそうです。 このフルークアップはザトウクジラだけでなく、小笠原の外洋で見られるマッコウクジラも行います。冬の時期は海が荒れることが多く、マッコウクジラのいる外洋まで行くことが難しいのですが、見比べてみると面白い発見があるかもしれませんね。 調査ではフルークアップの瞬間、クジラの背後につけた船上からカメラで尾びれを撮影します。そうするとお腹側の尾びれの写真を撮影することが出来ます。毎回しっかりと尾びれを上げるとも限らないうえに、いちど潜ると10~20分ほど潜っていることが多いので、少ないチャンスで確実に撮影することが調査では大切になってきます。 当然ですが、野生動物であるクジラが私たちの予想通りに行動してくれるわけではありません。クジラの位置や行動を予測しながらクジラの背後に回ることのできる、高い操船技術が求められます。さらに、揺れる船上で、しっかりとピントを合わせてシャッターを切るのは難しく、何度も経験を積むことが重要になってきます。陸上で撮影する場合には三脚などのカメラを安定させる道具が使えますが、常に揺れる船の上では使えないため、スタッフの体幹と技術(と根性)により、尾びれの写真を撮影しています。調査翌日のスタッフは、踏ん張る足や力の入りやすい肩付近の筋肉痛に悩まされるという噂も…… では、スタッフの汗と涙の結晶、一生懸命撮影した尾びれの写真を見てみましょう。 もちろん同じ「ザトウクジラ」という種類のクジラですが、尾びれにはそれぞれの個性があります。特にこのザトウクジラは尾びれの模様や、ふちのギザギザ(エッジ、と呼んでいます)に個性が現れやすく、尾びれを使った個体識別が世界中で行われています。 この個体識別を行うのが、先ほど書いた②の段階です。 長くなってしまいますので、②は次回のお楽しみに! 参考文献:「小笠原の捕鯨の歴史」三木誠

ザトウクジラ調査とは?その12024-02-27T16:20:34+09:00
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