半年ぶりの母島列島!

2026-10-24T14:51:12+09:00

みなさんこんにちは! 小笠原海洋センタースタッフの清水です。 日々忙しく働いているうちに、お知らせ以外でブログを書くのが2年ぶりになってしまいました。 今後はもう少し更新したいところです…… さて、今日はタイトルの通り、母島列島へ調査に行ってきましたのでその様子をご報告します! 最後に母島列島に行ったのは、ザトウクジラの調査が目的だった2月のこと。実に8か月ぶりの母島列島への遠征となりました。 今回の調査では、この夏何度も接近した台風によって変わっているであろう砂浜の地形確認や、産卵状況の大まかな把握を行いました。 そんな1日の様子をVlogにまとめましたので、ぜひご覧ください! ※常に風と波の音がすごいので、音量注意です!!!! https://youtu.be/cJ2F5J-5C8g 早朝に出発し、まずは母島の東側にある大崩(おおくずれ)海岸に向かいました。大崩湾にある砂浜で、その名の通り山が大きく崩れている箇所があるのが特徴です。 大きな台風が来るとその度に地形が変わってしまう砂浜でもありますが、今夏は海からの高波と山から流れ落ちてくる大量の雨水の両方の被害にあったようで、砂浜にあった木の多くが枯れ、倒されたり流されたりしている木も多く確認できました。 昨年は産卵が多かったエリアも、今年産卵があったのかすら確認できない状況で、来年はいったいどうなるのか予想もつきません。新たに山肌が崩れている箇所もあり、自然の威力を改めて感じた砂浜でした。 大崩湾を出たあとは、ははじま丸が入港する沖港の近くを通り、母島のすぐ近くにある向島(むこうじま)へ上陸しました。 向島で調査するのは「小湊海岸」と「コペペ海岸」の2つの海岸で、歩いて行き来できる隣り合った海岸です。 小笠原に詳しい方は、あれ?と気が付くかもしれません。 実は、父島にも「小港海岸」と「コペペ海岸」、漢字こそ違いますが同じ名前で、同じように隣り合った2つの海岸があります。入社したころ、どうして同じ名前の海岸なんだろうと思って調べてみたことがあるのですが、明確な答えにたどり着くことはできませんでした。コペペは人名に由来しているようですが、果たしてそれぞれの砂浜で由来になったとされる人物は本当に同一人物なのか?そもそも実在したのか?など、まだまだ謎は多いようです。 話が逸れてしまいましたが、小湊海岸とコペペ海岸は例年と比べて地形の変化は少なく、砂の中で生まれた赤ちゃんガメが地上に出た後に残された窪みも確認することができました。 今年も無事に産卵することができ、赤ちゃんガメが無事に生まれた証拠です。 向島から移動して「姉島」(あねじま)にある砂浜にも上陸しました。 砂浜にあった砂がかなり流出し、産卵できるエリアがかなり限られてしまったような印象でした。また、海岸にあった植物たちが軒並み枯れてしまい、なんだか殺伐とした雰囲気の海岸に変化していました。 姉島は無人島ですが、かつては人が住んでいて、ブタやヤギの放牧が行われていたそうです。砂浜から少し島の内陸を覗くと、人が造ったであろう石畳を見ることができました。 そして最終目的地の「平島」(ひらしま)。 母島列島の中では例年もっとも産卵が多い砂浜で、背の高いヤシの木が1本生えているのが目印になっています。 波打ち際に近いエリアの砂は少し積もったような印象でしたが、それ以外はあまり大きな変化はなく、赤ちゃんガメがふ化した後の窪みも簡単にいくつも見つけることができました。そのうちいくつかは掘り返し、どのくらいの割合で赤ちゃんガメが生まれたかを確認しました。 私が掘って調査した場所は、無事に生まれた卵の殻と、残念ながら砂の中で死んでしまっていた卵などすべて合わせて200個以上の卵が出てきました。アオウミガメは1回の産卵でおよそ100個の卵を産むことが分かっているので、200個以上あったということはおそらく2頭以上のお母さんガメがほぼ同じ場所に産卵したんだな、と推測することができました。 平島での調査を終えたあとは、船の上で昼休憩をとりました。食べている途中でスコールに見舞われてしまいましたが、スタッフSくん特製のお弁当はとっても美味しかったです!いつもありがとう!!! お昼ご飯を食べ終え少し休憩していると、船のすぐ近くに大きなウミガメがやってきました! 慌てて水中にカメラを入れて撮影してみたところ、なんとか動画に映っていたのでスクリーンショットをお届けします。久しぶりに会う野生の大きなウミガメに、見慣れているはずのスタッフたちのテンションも上がりました! 大きなメスのアオウミガメ そんなこんなで調査を終え、父島に戻ります。日没が早い季節なので少し早めに入港し、17時過ぎには片付けまですべて終えることができました! 自分たちの船で50㎞も離れた母島列島まで行くのは大変で、安全面には神経質なくらい気を配らなければいけません。母島列島に行くことが久しぶりだったこともありますが、そうでなくとも毎回行く前にはちょっぴり緊張して出かけます。それでも今回も事故や怪我なく行って帰ってくることができました。 これからも楽しく、安全に調査を行い、得られた貴重なデータをウミガメの保全活動へ役立てていきます! 最後までお読みいただきありがとうございました!

半年ぶりの母島列島!2026-10-24T14:51:12+09:00

ドック期間中の開館状況について

2026-05-04T15:41:26+09:00

2026年5月のおがさわら丸ドック期間中、小笠原海洋センターは下記の通り閉館となります。 5日(出港日) 屋外水槽 8:00~17:00 屋内展示館 9:30~12:00 以降、6/6までは閉館期間とさせていただきます。 なお、閉館期間中も屋外の水槽は9:00~17:00の間、ご見学いただけます。 お土産品やウミガメおやつの購入、体験プログラムをご希望される方は、 事務所または水槽エリアにて、スタッフにお声がけください。 モニタリング調査等のためスタッフが不在にしている場合もございますので 特にプログラムのご体験につきまして、ご希望の場合は事前にお電話またはメールにてご相談ください。 (TEL:04998-2-2830 MAIL:info@bonin-ocean.net ) ご来館を予定されている皆さまにはご不便をおかけいたしますが 何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

ドック期間中の開館状況について2026-05-04T15:41:26+09:00

改修工事に伴う長期休館のお知らせ

2026-08-15T20:24:08+09:00

小笠原海洋センターは、今年8月から2027年3月末まで、施設の改修工事のため長期休館いたします。 休館中は野外水槽エリア含め、立ち入り禁止となります。 開館から40年以上が経ち、初めての大規模な休館となります。 1982年4月の開設以来、アオウミガメをはじめとする海洋生物の保全活動の拠点として、島のみなさまとともに歩んでまいりました。小笠原では100年以上前から続くウミガメ保全の歴史を受け継ぎながら、産卵巣のモニタリングや夜間パトロールなど、様々な活動を続けてきました。 休館中もウミガメの保全活動は継続してまいります。 楽しみにしていてくださったみなさまには大変ご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解いただけますと幸いです。 来年春、新たに生まれ変わった小笠原海洋センターで、また皆さまをお迎えできる日を楽しみにしています。 【お問い合わせ】小笠原海洋センターTEL:04998-2-2830MAIL:info@bonin-ocean.net

改修工事に伴う長期休館のお知らせ2026-08-15T20:24:08+09:00

小笠原小学校5年生総合学習

2026-03-26T10:52:56+09:00

 今年度は21人の5年生たちが総合学習でアオウミガメについて学びました。  1学期はフィールドと連動して活動を実施するのですが、今シーズンはウミガメの産卵開始時期が例年より少し遅く、予定通りに活動できるのかヒヤヒヤさせられました。しかしいざ産卵が始まれば順調にその数を延ばし、学校に設置したふ化箱の卵のふ化も、夏休みが入る前に全員で見届けることができました。  夏休みに入ると有志の子供たちが毎日朝一番に水槽掃除のお手伝いに来てくれて、5年生ガメだけでなく他の飼育ガメたちの成長や様子を、毎日愛情深く見守ってくれました。初めは手のひらサイズだった5年生ガメも、2月に入りずいぶん大きく成長し、いよいよ放流の時を迎えようとしています。  3学期の総合学習では、標識付けや発表会など、学習の締めくくりに相応しい活動が目白押しでした。今年度の総合学習も全て終了し、寂しさもありますが、最後まで子ども達の学習意欲を満たせるよう、全力で取り組んだ一年間でした。     ※2025年度の総合学習は、公益財団法人交易推進協会「自然公園等保護基金」の助成により実施しました。

小笠原小学校5年生総合学習2026-03-26T10:52:56+09:00

新職員日記②

2025-11-23T11:57:33+09:00

こんにちは!おひさしぶりです!小笠原海洋センターの松岡です。 前回ブログを書いたのは5月でしたが、今や11月。カメにお客さんにと動き回っていたら半年経ち、あっという間に小笠原の夏が終って、私はびっくりしています。 さて、今回は小笠原海洋センターにいる看板ウミガメたちをご紹介していきます。 小笠原海洋センターで飼育されているウミガメたちを知る機会が、現地に来ていただく以外にないのでは?と思いまして、せっかくなので“松岡から見た“カメたちを紹介していきます。   展示館のドアを開け、始めにお出迎えしてくれるのは、オスのアオウミガメのコータ君です!年齢は23歳。海洋センター1の食いしん坊で、おやつカップを持って近づくと前足をザブザブと動かして猛アピールしてきます。おかげで、水槽の周りはいつもびしゃびしゃです、、、。     その隣に飼育されているのが、白い体が特徴的な2頭!チビとマサキチです! 小さい方がチビで、大きい方がマサキチです。 この2頭は普段は仲良く泳いでいるのですが、エサをあげる時にはちょっとしたバトルが繰り広げられます。目があまりよくないマサキチは、エサをあげると勢いあまって見失ったり、なかなか口にエサを咥えられないことが多いです。そんなマサキチのエサを虎視眈々とねらっているのがチビで、いつもマサキチを押しのけて横取りしていきます。なので、マサキチにエサをあげるにはチビの横取りの警戒が必要です。   屋外の水槽に向かうと海洋センターで最年長のアカウミガメのなっちゃんがお出迎えしてくれます。アカウミガメは他のカメに比べると頭が大きくなる特徴があり、なっちゃんもエサを食べる姿に迫力があります。また最年長なのもあってサイズも大きく、怖い印象もありますが、性格はすごいおっとりしているので、なんだかんだかわいいウミガメです。     屋外水槽の1番奥の水槽にいるタイマイ、あずきちゃんです。 のんびりとした性格で他のカメに比べると水槽の端でゆったり泳いでいる姿が見られます。エサを食べるのが1番上手で、ねらったエサは1発で食べてくれます。きれいにパクパクとエサを口に運んでいく姿は、見ていて気持ちいいです。   まだまだ紹介しきれていないところもありますし、他にも今年生まれた子ガメたちもたくさん飼育されています。ぜひ、会いに来てください!  

新職員日記②2025-11-23T11:57:33+09:00
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