カメだらけの日々

みなさまこんにちは!海洋センターマネージャーの橋本です。

私が着任してからちょうど4カ月が経過しようとしていますが、7月は小笠原のアオウミガメ産卵の最盛期、カメだらけの日々をエンジョイしています。

センターの飼育ガメのお世話は勿論のこと、日中の調査や、大村海岸での夜のパトロール、そして以前もこのブログで紹介した迷走ガメの対応など、朝から晩までカメ!です。

迷走ガメは予想外のタイミングで連絡が来るので、なんで今!と一瞬思ったりもしますが、カメがどんな風に迷走してしまったのか、早く見たい!そして助けたい!と思う自分がいます。

そして普段は我々がカメをレスキューしに色々な場所に出向くのですが、ついに先日、カメの方から海洋センターに来てくれました。
スタッフが夜のパトロールから帰ってくると・・・

海洋センター内にお母さんガメが迷走!

アオウミガメのコータ君の水槽の前にお母さんガメを発見。
コータ君に会いに来たのかな・・・。
この場所に来るまでに段差もあるのに、それも越えてここまで辿り着いたお母さんガメ。
海洋センターでのカメ迷走防止策を今後強化してまいる所存です!

産卵のピークにさしかかり、子ガメのふ化も始まろうとしている今、改めてお願いです。
海岸でウミガメの産卵を見学する際には、ウミガメの前で動いたり、ライトを使用したりしない様、お願いします。
大村海岸では海洋センターのスタッフが夜のパトロールを実施しております。ウミガメが無事産卵できるようにご協力をお願いすることもあるかもしれませんが、ご理解・ご協力の程お願いします。ウミガメについて気になることがあれば、お気軽にお声がけください!
そして、道端や街の中でお母さんガメや稚ガメを見かけましたら、海洋センターにお電話ください。(夜中でも朝でも飛んでまいります!)

最後に告知です。
海洋センターの新しいLINEスタンプ「不機嫌なからあげと仲間達」が販売開始されました!
https://store.line.me/stickershop/product/8144846

海洋センターにお越しになったことがある方ならご存知?!白変個体(生まれつきつき体が白っぽい個体)のアオウミガメ、からあげをはじめとした海洋センターにいるウミガメ達のスタンプです。
いつもちょっと不機嫌そうなからあげと、他のカメたちの何とも言えない表情を捉えたオリジナルスタンプです。
スタンプの売上はELNAのウミガメ調査・保全に充てられます。

これからも、みなさまの暖かいサポートをお願い申し上げます。

川にカメ?!

先日、境浦で産卵調査をしていると、ボランティアの一人が言いました。
「あれって、カメじゃないよね?」

・・・。
!!!
カメ!!!

産卵調査中、この川を数回渡ったスタッフはボランティアに指摘されるまでは全く気付いておりませんでした・・・。スタッフ反省(^^;
だって完全に周囲に溶け込んでいたんだもん・・・。

幸いお母さんガメは元気で、個体識別のための標識を付けた後に無事解放。
倒れた木をどけたら真っ直ぐ海に向かっていったとさ。

その時の動画をこちらにアップしました!
いってらっしゃ~い。
https://www.facebook.com/%E5%B0%8F%E7%AC%A0%E5%8E%9F%E6%B5%B7%E6%B4%8B%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC-347946428659874/


迷走お母さんガメ現る!

みなさまこんにちは!
小笠原もようやく気温が上がって夏らしくなってきましたね~。

アオウミガメのお母さんも続々と上陸し、浜辺で産卵をしています。
そして毎年恒例、迷走お母さんガメの今年初の通報が、つい先日ありました!

場所は、奥村の運動場前の船着き場。
この周辺は毎年のようにお母さんガメが迷走するポイントになっています。
船着き場にあるスロープを上って、上陸してしまうんですね。

コンクリートの上で迷走するお母さんガメ

その後お母さんガメはスタッフの誘導により海に帰って行きました。

今後も道端などで明らかに場違いなウミガメを見かけましたら海洋センターにご連絡ください!
夜間は携帯に!何時でもスタッフが駆けつけます。
事務所:04998-2-2830  携帯:090-1461-3171

迷走したウミガメが道路の上にいる場合もあります。
夜間の運転時にはウミガメにご注意を・・・。

お母さんガメへの皆さまの暖かいサポート、よろしくお願いいたします。

初産卵を確認しました!

昨日は母島の方へ調査へ行ってきました。
母島の南にある平島の砂浜は毎年多くのアオウミガメが産卵する場所ですが、そこで今年初の産卵巣を確認しました!

平島の砂浜に産卵された卵たち

スタッフの間でも、そろそろ始まるぞ・・・とここ最近会話していたので、ついに始まったー!という感じです。

そして新しい産卵シーズンがスタートした今、小笠原諸島にいらっしゃる皆様にお願いです。

もし砂浜で産卵しているウミガメを見かけても、触ったりせず、そっと見守ってあげてくださいね。
また、街の中でウミガメを見かけた場合には、危ないので触らずに、小笠原海洋センターまでご連絡ください。連絡先は以下の通りです。
事務所:04998-2-2830  携帯:090-1461-3171

よろしくお願い致します!

新年度のはじまり

皆さまこんにちは!
久しぶりの投稿となった今回は3月に着任したばかりの新マネージャー・橋本がお送り致します。

ちょっと自己紹介を・・・
私は東京生まれの33歳で、以前は商社マンとしてエネルギー業界に携わっておりました。グローバルな環境でのビジネスは非常に刺激的で私を大きく成長させてくれました。一方で自然が好きな私は、世界中で深刻化する環境・社会問題がいつしか気になる様になり、その解決に携わるためのキャリアチェンジを決心し会社を退職、環境保全・政策に関する修士課程を取得するためにイギリスへ留学しました。世界中で普及し始めている漁業認証プログラムがウミガメの混獲防止に如何に有効かを政策面から検証する論文を執筆し、昨年大学院を卒業、本年3月に海洋センターでの業務をスタートしました。

環境保全というと、シンプルに自然環境を守るもの、と思う方も多いかもしれません。もちろん、シンプルにそれが出来れば理想的ですが、現代の社会構造の中においては、様々な利害関係が存在しており、そうも簡単にはいきません。政治や経済、地域社会といった多角的な視点を加味しなくては、環境保全もうまくいきません。

小笠原海洋センターでも、行政や産業、地域の人々との繋がりを通じて、ウミガメやザトウクジラの調査・保全を有効に進めることが出来ています。そんなこれまで海洋センターが築き上げてきた地域の人々との繋がりを大切にしながら、地域のため、そして小笠原の生態系維持のためになる取り組みを進めていきたいと思っています。

ちょっと長くなりましたが、皆さま宜しくお願い致します!

そんな海洋センターにおいて、地域との繋がりを象徴する様な行事が、小笠原小学校の総合学習です。総合学習とは、毎年その年の小学5年生が産卵から放流まで子ガメの面倒をみながら、アオウミガメの生態や小笠原との関わり、そして調査や保全の手法について、1年間かけて学ぶプログラムです。

3月、海洋センターに着任したての私は、総合学習の最後に行うウミガメの放流に立ち会うことができました。その日、元気いっぱいの5年生とその先生が1年間成長を見守ってきたウミガメ34頭が海へ放たれました。大海原でたくさんの旅をして、大きくなって、また元気に小笠原に戻ってくることを願って・・・

ウミガメの放流が終わった後は全員でビーチクリーンをしました。父島北部の宮の浜でしたが、これだけのゴミがありました(驚愕)!どーん!!


父島の他のビーチでも、海から流れてきたゴミをよく見ます。今世界でも話題になっているプラスチックゴミが殆どです。次に多いのはロープや網、部品といった船舶関係のものでしょうか。中には貝が沢山付着した、外国語表記のペットボトルなんかもありますが、一体どこから、どれぐらいの時間をかけて小笠原まで辿り着いたのか。

プラスチックは分解されてもなおマイクロプラスチック(粒子状のプラスチック)として海を漂います。ビーチでも、砂の表面をよーく見ると色とりどりのマイクロプラスチックが波打ち際にあるのがわかります。大きなゴミを手で拾うのは簡単ですが、無数にあるプラスチックの粒を見ると、プラスチックゴミの問題の深刻さを痛感します。

ただし、皆様もおわかりと思いますが、今の世の中においてプラスチックを避けて生活することは簡単ではありません。1人当たりの容器包装等プラスチックの発生量が世界で2番目の市場がベースとなった日本においては特に・・・

このプラスチックの問題を知ってから、私はプラスチック消費を減らす努力をしています。ペットボトル消費を減らす簡単な方法を一つシェア致します。それは水筒やコーヒーカップ(タンブラー)を持ち歩くことです。これを始めてから1年半ほど経ちますが、どうしても買わなくてはならなかったもの5~6本を除いて、私はペットボトル飲料を買っていません。水筒に水や、好きなお茶を入れて持ち歩いています。どうしてもジュースが飲みたい時にはカン飲料を買ったり。大好きなコーヒーはお店で自分のカップを渡して入れてもらっています。保温もできるし、今は種類もデザインも豊富で、本当に便利です!ぜひやってみてください!