先日、信じがたいような話を聞きました。

朝方に砂浜で砂を掘っていた方がいたようで、
気付いた方が何をしているんだろうと近づくと、慌てて立ち去ってしまったそう。

その手には袋があり、ウミガメの卵らしきものが…

呼び止めて確認したわけではないので確証はないけれど…とのこと。

固有種や外来種が入り交じり、環境保全意識の高い島民が多いこの島で、
本当に盗掘していたとしたら、とても悲しい出来事です。

島民や観光客の方々に夜な夜な産卵の見学方法などをレクチャーし、色々ご協力いただいている中で、
絶滅危惧種であるウミガメを保全している立場としては、ただただ残念で仕方ありません。

なので、今更ですが声を大にして言います。

東京都漁業調整規則 第三十五条 第二項
あおうみがめが放産した卵は、これを採捕してはならない。

第四章 罰則 第五十六条
六月以下の懲役若しくは十万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。

はい。立派な犯罪ですね。
ただ根本的に、犯罪か否かという問題ではない気もしますが…

みなさんの周りでは盗掘する人なんていないと思いますし、
何だったらこの一件は、見間違いであってほしいと願ってもいます。

なので、情報共有と犯罪の抑止力となることを願って、
みなさんにも拡散していただければと思います。