多くの戦いで鍛えられること。多くの経験を積んでいること。 by Wiki先生
一言では表せないほどの修羅場をくぐり抜けて、初めて得られる境地があります。きっと。
でも、100戦って…多いの?
いやいや。命懸けの真剣勝負(お侍さん的な)なら相当な経験です。
文字通り真剣で100戦するには、勝ち続けないと死んじゃいますから。
ただ、バッティングセンターで100球打ってもメジャーリーガーにはなれませんよね。当然。
物事によっても「百戦」の在り方は様々です。
さて。今回ご紹介するのは、センタースタッフの『調査道具と経験値』についてです。
まずは1枚の写真をご覧ください。
何の変哲もない鉄筋に、グリップとしてロープを巻いたもの(調査道具)です。
これを砂浜に突くことで、産卵巣(産み落とされた卵)を探し当てます。
種も仕掛けもありません。経験と勘です。
これだけ聞くと「へぇ~すごいね」だけで終わると思います。
今回注目していただきたいのは、その先端になります。
形状が違いますが、加工している訳ではありません。
鉄筋を砂浜に突き続けると研磨され、凹凸はなくなり、先端が尖がるんです。
大事なところなので、もう一回言いますね。
砂浜に突き続けると、これ(ボコボコ)がぁ~…
こうっ(ツルっツル)!
はい。ここテストに出ますよー。
…すごくないですか?
ちなみに砂浜に突き刺すといっても、数cmの話ではありません。
深いと50~60cmくらいまで、体重を乗せて突き刺します。
砂浜と言えど、結構固いので体重を乗せないと入らないんです。
しかも、探しているのはウミガメの卵。
闇雲に刺していたら簡単に割れてしまうので、慎重に探る必要があるんですね。
この技術と感覚は、もはや「匠の技」と言っても過言ではありません。
が、もちろんそれらを習得するにも、一朝一夕でという訳にはいきません。
初めのうちは皆目見当もつかない中、ひたすら練習で突き続けるんですね。
恐らく、1シーズンで数万回は突き刺していると思います。
この技術を発展させて油田とか見つけられないかと考えたり、
誰かが間違って、スタッフを人間国宝に選んじゃったりしないかなぁ~
なんて考える今日この頃。
…何が言いたいかというと、
うちのスタッフ…すごくないですか?ってことでした。
目指せ!億戦錬磨!