なんか神々しい

海洋センターでは現在、約150頭のアオウミガメのこども達が所狭しと水槽を泳いでいます。

元気に泳げばお腹も減ります。ご飯を食べたらうんちもします。
ほったらかしにしたら、水槽もカメたちも汚れちゃいます。
なので、こまめに水槽掃除や甲羅磨きをしてあげます。

ただ、先日はその考えを覆すような1頭の子ガメが降臨しました。
(いや、もとから水槽にはいたんですが…)

甲羅を磨いてあげようと水槽から取り出したら、このポーズで微動だにしないんです。

表にしようが裏にしようが、ピクリとも動きません。
しかも、こちらを静かな眼で見つめてきて視線を逸らさないんです。

はじめのうちは磨きながら、「その後ろ足なに?バレリーナのつもり?笑」とか、
「それが今ウミガメ界で流行りのジョジョ立ちですか?笑」などと突っ込んでみたものの、
いくら磨いていても動かない。だるまさんが転んだとかやってたっけ?ってくらい動かない。

…ゴシゴシ…ゴシゴシゴシ…(じぃ~)

…キュッキュッ…キュッ…(じぃ~)

磨き終わるころに気が付きました。「磨いてあげてる」んじゃないんですね?
「磨かせていただいてる」んですね。

絶対にこの子は将来大物になるなぁ~と思いながら、そっと水槽に戻すと
他のどのカメよりも優雅に潜行していきました。

思わず心の中で合掌する心持になりました。

つづく (飼育が)