ウミガメレスキュー日記 ~しょい込み過ぎた背中編~

『背中』それは語るものである。

なーんてかっこいいことを言ってみたくなりました。
でも背中って生き方だったり、その時の感情が出やすいですよね。

昨日は『小さな背中にしょい込み過ぎたウミガメ』をレスキューしてきました。

青灯台付近で漁網に掛かっているウミガメがいるとのご連絡。
どれどれ助けちゃおうじゃないの。で急行。

到着すると、すでに島民の方が腰まで海に入っているご様子。

…ん?…でっかい何かを引っ張っている。

あ~漁網ですか…その中にカメとか…いる?
ってくらいの大きなゴミの塊。

そんな中にいました。

網とはいえ、この量はかなりのヘビー級。なんとか陸へ引き上げました。

確かにこれは、ウミガメに漁網が絡まっているのではなく、漁網にウミガメが絡まっている感じです。
しかも手足や首に、かなり食い込んでいて痛そうです。

食い込み過ぎていたので、網はその場でカット。取り敢えず海洋センターへ搬送。
海洋センターに着いて、よく見てみたら痛々しいったらありません。

皮膚は裂けてしまってるし、甲羅には網がこすれて溝ができていました。
傷の具合から見ても、最近引っ掛かった感じではなさそうです。

網にしろ何にしろ『ゴミ』と名の付くものは、元を辿ればすべて人間が作ったものですよね。
この子ガメが背負っていたものは、何なのでしょう。
なんだか「むむむ…」と考えてしまいます。

傷だらけだし、ちゃんとご飯食べてるのかも微妙なので、
しばらく海洋センターで保護することにしました。

名前でも考えている間に、早く元気になってほしいものですね。