産卵シーズン開幕を宣言したからでしょうか、
今朝、海洋センター内にある産卵場にも上陸跡がありました。

例のごとく、匠の技「鉄筋卵探し」をすると…これはっ!

はい。産卵していましたね。

今回は85個の卵がありました。気持ち少なめといったところでしょうか。

産卵場といっても、実はそんな広大な浜がある訳ではありません。
大体5m×10mくらいの狭いスペースです。
それでもウミガメたちは産卵しようと、一生懸命に上陸してきます。

そんな狭い浜にも関わらず、2016年は28巣の産卵がありました。上陸頭数はもう少し多いです。
すると狭い浜なので、似たような場所で産卵しようとするウミガメが出てきます。
別のウミガメが産卵したところを掘り返して、産卵してしまう場合があるんですね。

ちなみに、掘り返された卵は死んでしまいます。
そこで、センターでは産卵場の卵を守るためにふ化場へ移植しています。

現在、ふ化場は絶賛拡張工事中なので、しばらくは砂を敷き詰めた発泡スチロールにお引越し。
GW明けには工事も終わる予定なので、そのあとにふ化場へ引っ越す予定です。

ウミガメ教室3時間コースでは、その移植作業も体験できるので、
小笠原にお越しの際は、是非ウミガメたちと触れ合ってくださいね。