離島生活は怖くない!〜海洋センターボランティアのすすめ〜

2022-04-27T10:48:10+09:00

みなさんこんにちは! 海洋センターボランティアの木村莉子です。 突然ですが、世界遺産小笠原諸島での1ヶ月の島生活、興味ありませんか?? 人生で一度は離島ライフを送ってみたい!と思う方も少なくないはず。 とはいえ、東京から南へ1000キロ、24時間の船旅でしかたどり着けない最果ての地で丸々1ヶ月暮らすなんてハードルが高すぎますよね。 そこで今回の記事では、そんな未来のボランティアメンバーの不安を払拭すべく、「父島って本当はこんなに暮らしやすい!」をテーマにボランティアの日常を紹介したいと思います。     【父島の暮らしやすさその1 〜気候〜】 まず初めにお伝えしたいのは、南の島ならではの暖かさです。 亜熱帯に属する父島は年間を通して暖かく、夏と冬の気温差が小さいのが特徴です。真冬でも天気の良い日のお昼時には半袖で過ごすことができます。 7月・8月でも最高気温は30℃前半と意外にも低く、関東より父島の方が涼しいと言われているんですよ。 海洋センターはビーチのすぐそばに位置しているので、12月でも昼休みにシュノーケリングを楽しむことができます。(すぐにシャワーを浴びないと冷えますが…。) 暖かな海辺で過ごしたい方・冬でもマリンスポーツを楽しみたい方・冷え性の方、ぜひぜひ海洋センターボランティアにご応募ください!     【父島の暮らしやすさその2 〜意外と充実してる!ボランティア宿泊施設〜】 続いてご紹介するのは、海洋センター内にある宿泊施設です。 ボランティアが寝泊まりする宿泊施設は、海洋センターの中にあります。   寝室には二段ベットが並んでいて、エアコンや除湿器、ハンガーや物干し、寝具などが完備されています。   数に限りはありますが、Tシャツ、ズボン、羽織りものやラッシュガードも共用のものが用意されているため、服を汚す心配なく日々の業務にあたることができます。   共同の休憩室にはキッチンがあり、調理器具や食器・冷蔵庫・ポット・コーヒーの焙煎機・電子レンジ・ホームベーカリーなどを自由に使うことができます。   地元の漁師さんから魚をお裾分けしてもらうこともあります。取れたての魚は絶品です!   共同生活と聞くと身構えてしまう方もおられるでしょうが、一歩外に出ると海!という開放的な宿泊施設で、思いのほか快適な暮らしを送ることができます。     【父島の暮らしやすさその3 〜気さくで優しい島民の方々〜】 最後にお伝えしたいのは、島の人の大らかさです。 父島には、様々なバックグラウンドを持った人々が暮らしています。 西洋や太平洋諸島の先祖を持つ欧米系の方々や、小笠原返還後に移住してきた方々、島の自然に惹かれ移住を決めた方や、お仕事の関係で来島された方など、 多様な来歴を持った人が混ざり合い生活しているためか、父島に来たのが初めてであってもすぐに仲間として接してもらえるような場面が多いと感じます。   島の人との会話の中で「父島のハチミツは美味しいよね〜」なんてお話ししているとハチミツ作りの見学に誘ってもらえたり、   「中学生の頃はバレー部に所属していました!」と話すと地域のチームの練習に混ぜてもらえたり、   ウミガメ漁師さんがキクラゲ狩りに連れていってくれたり、 (とってもハード!!)   クリスマスの時期にはガジュマルのライトアップイベントに誘ってもらったりと、1ヶ月の滞在であっても息をつく暇もないほど充実した時間を過ごすことができます。     「僻地の小さい島」という印象を持たれがちな父島ですが、気さくで活動的な島民の皆さんが企画するイベントや楽しい行事に溢れる濃厚な時間を過ごすことができます。 以上、過ごしやすい気候・充実した宿泊施設・島民の方の大らかさ と父島の暮らしやすさを紹介してきましたが、いかがだったでしょうか? なかなかハードルが高いように思える父島暮らしですが、定期船おがさわら丸に飛び乗ってしまえば、驚くほど充実した島時間があなたを待っています! みなさまのボランティアご応募をお待ちしています!   小笠原海洋センターではボランティアを随時募集しております  ⇒ 応募はこちら    

離島生活は怖くない!〜海洋センターボランティアのすすめ〜2022-04-27T10:48:10+09:00

初めての離島生活@小笠原(木村莉子さん)

2021-12-07T11:55:53+09:00

みなさんお久しぶりです。 先日横浜事務所での実習の様子をブログに綴った 大学生実習生の木村莉子です。 (横浜事務所での実習の様子はこちら → https://www.elna.or.jp/20211008/) 父島での実習が始まり早くも1週間が経ちました。 人生初の島暮らしとなった今回の父島生活ですが... 同じ国の中なのに、ましてや同じ東京都に属しているのに、 カルチャーショックの連続です!! この記事では「実習生の父島ライフ」に焦点を当て、 私が島に来て驚いたことや面白いと感じたことをシェアしていきたいと思います。 父島ライフはおがさわら丸、通称おがまるの乗船とともに始まります。 たかが移動手段!なんて考えている方もいらっしゃるでしょうが、 島で出かけた先で「あの時のおがまるに乗ってた子だ!」と声をかけてもらえることもあるんですよ。 乗船のその瞬間から島生活は始まっています。 そんなおがさわら丸の運行と切っても切り離せないのが村での買い出しです。 たくさんの物資を積んだおがまるが到着した日にはこんなに賑わっているスーパーも...   数日経つとこの通り。 おがまる入港日に1週間分の買い出しをしておくのが島で生き抜くコツなのかもしれません。 入港中にしか営業していないお店や、逆に出港中にしか開いていないカフェもあり、 島においては曜日よりもおがまるの入港・出港スケジュールが暮らしの指標になっていることがうかがえます。 実際に、島で使われるカレンダーには、このように「入港」「出港」と大きく記載があります。 カレンダーという日常の道具から島の人の暮らしが垣間見えるのはとても興味深いです。 暮らしのあちこちで父島の豊かな自然が活用されているのも、 島に来て驚いたことの一つです。 海洋センターの業務の一部としてウミガメが産卵した場所を掘り返す作業があるのですが、 その時に使用する道具がこちら。   熱帯地方に広く分布するモモタマナの枯れ葉です。 業務中はこの枯れ葉が筆記用具代わりになります。 産卵場所の識別番号を枯れ葉に書き、 その辺に落ちている枝に突き刺すことで掘る位置を示すのです。 自然物を拝借し活用したのち、作業を終えるとまた自然に戻す。 人と自然のバランスがとれた父島だからこそ成り立つ暮らし方でもあります。 そんなモモタマナですが、実は食用ナッツとしても親しまれています。 こちらは島のカフェで開催されたファーマーズマーケットの様子です。 売られているクッキーに注目すると、 モモタマナの実がトッピングされたものがあります。 枯れ葉をノートとして使うだけに留まらず、 モモタマナの実は島民の方々の休日を彩っているのですね。 このほかにも、台風が来た際には砂浜に落ちているサンゴを拾ってきて重石にしたり、 (青いネットの下にぶら下がっているのがサンゴです) おがまる出港のお見送りの際には島の植物を使ったレイを作って渡したりと、 内地の生活とはかけ離れているけれども豊かな暮らしが父島には存在します。 壮大な自然を見て、嗅いで、時に活用することを通して、 都会の便利な暮らしからは決して得ることのできない満足感で心がいっぱいになります。   以上が父島ライフの紹介になります。 といっても、この記事で取りあげた内容は島生活のほんの一部に過ぎません。 来島してから早1週間、到着したてのころに感じていた感動が 薄れてきてしまうことに寂しさを感じることもありますが、 一人前の島民を目指し日々島文化との触れ合いに努めてまいります! 次回の記事もお楽しみに!

初めての離島生活@小笠原(木村莉子さん)2021-12-07T11:55:53+09:00

夏のお知らせ〇

2021-07-03T18:11:18+09:00

7月に入り、急に暑くなりました父島より久しぶりのブログです。 本格的に夏がきたようです!!あっつい! ここ数日の出来事と、お知らせをいくつかご紹介。 ”横浜スタッフ大久保、初の迷走対応” とある朝、起きる時間まであと30分くらい~~~とまどろんでいたところ、 ジリリリリリリリーーーーン! 誰かの目覚まし?と思ったら、センター携帯でした。華麗な目覚ましで一発で目が覚めました! 「カメが川の上流にいて、干からびてます。」とのこと ささっと着替えて出動しました。 はてさて川の上流とは? とにかく付近を探しました。 ほどなくして、いました。聞いた通り、 ”川の上流で、乾いてました” 結構な上流でして。笑 先輩に聞いてもここまで来たカメいないとのこと! 弱ってるかもとのことでしたが私が近づいたらものすごい勢いで逃げました。 幸いにも元気でしたのでそのまま海へ誘導~~~ 結構足元の水が深くなってきて、これ以上行ったら完全に濡れそうだったので 上がれるところから上がって見守ろうと追い越して別の橋から覗き込んだところ、 まさかのまた逆流してました(苦笑) おいおーい!そっちじゃないってば!浅いじゃん!! という心の叫びがカメさんに届くはずもなく。。 潔くあきらめて、川に入り、お尻まで濡れながら海へと誘導しましたが このあとも何度も行っては戻りを繰り返し、30分くらいかけてやっとカメさんを海へ送り出しました。   ”大村海岸の掘り出し作戦、開始” さて、この季節がやってきました。 そうです、ウミガメの産卵シーズンからのふ化シーズン!! 本日今シーズン初の大規模掘り出しに行ってまいりました。 いやー暑い暑い。 いやー大村海岸きれい。   本日も頑張ってくれたボランティアーズたちです。いつもありがとう! 父島の大村海岸の卵を保護するのには大きな理由があります。 ウミガメの赤ちゃんは、砂から脱出すると、明るい方へ向かう習性がありますが 大村海岸は街に隣接しているため、街の明かりに導かれて海へかえれなくなってしまいます。 その確率ほぼ100%!!! 海洋センターでは大村海岸の卵を守るため、ふ化直前に掘り出して 海洋センター内の人工ふ化場に埋めなおしてふ化させます。 詳しくはこちらにも紹介しています↓ http://bonin-ocean.net/about-greenturtle/hatchery-practice この卵たちをお客さんに埋めてもらうプログラムもありますので ご来島予定がある方はぜひウミガメ教室3時間コースやTouch the EGG!(予約なしプログラム)で ウミガメの卵に触って、埋めて、ウミガメの保全活動に参加してみてくださいね。 この時期だけの限定プログラムになります! ※終了時期は現時点ではまだわかりませんが、例年9月下旬頃には終わってしまいます。お早めに!! ”やっと決まったウミガメ教室deNight!” お待たせしました!!!プログラム開始時期のお知らせです。 先日のブログで「6月下旬頃よりウミガメ教室deNight!の予約開始します」としていましたが 今年は産卵の開始時期と数的に中々ふ化開始の時期が読めずでした。 やっとふ化の目途がたち、確実にふ化が始まっているであろう7月27日より開始となります。 ご参加を検討してくださっている皆様、予約フォームオープン致しましたのでご予約お待ちしております! ※感染症対策の観点から通常より参加人数を制限しております。 また、先日のブログにも記載しましたが、今年度は子ガメdeNight!は開催を見合わせております。 そのため、赤ちゃんガメのプログラムにご参加希望の方は、夜間放流会を狙っていただくか、 予約ができるウミガメ教室deNight!のご予約をおすすめします! プログラムなどご不明な点ございましたらいつでもお気軽にinfo@bonin-ocean.netまでお問い合わせください。 ”契約職員募集中” 小笠原海洋センターでの契約職員募集中です! 海洋生物や海洋環境保全に関わるお仕事です。 6日に1回しかない船でしか届かない生活物資、炎天下での作業など中々甘くはありませんがELNAの一員としてご活躍したい方のご応募をお待ちしております! https://www.elna.or.jp/news/recruitment-omc2021/   ”オンラインイベント開催中” 横浜では、オンラインイベントを開催しています! 中々小笠原に来られないけどELNAの活動に興味がある方などぜひご参加お待ちしております。 7/6 19:30~20:00 「ウミガメは100㎞沖で恋をする」出版記念イベント  ELNA創設者菅沼執筆の本を発売記念にオンラインでの座談会的なイベントを開催いたします。  ウミガメ界のレジェンドとお話しする機会!  https://www.elna.or.jp/news/202107event-osagame/   7/10 10:00~11:00 「チャリティーヨガイベント」  ヨガセラピストであるERINAさん(@erina_yoga324)がチャリティーヨガイベントを開催します!  参加費は認定NPO法人エバーラスティング・ネイチャーに寄付され、ウミガメの保全活動に利用されます。  https://www.elna.or.jp/news/kameyoga20210710/ 非常に盛りだくさんな内容でしたが以上となります!! 海洋センター及びELNAの活動にご支援のほど、宜しくお願い致しますm(__)m 

夏のお知らせ〇2021-07-03T18:11:18+09:00

第3世代の到来

2017-09-30T10:08:54+09:00

小笠原海洋センターと東京海洋大学うみがめ研究会(以後かめ研)の共同開発により、 ついに画期的な発明がなされました。 まずはかめ研から、新進気鋭の研究開発者2名になります。 いい顔してますね~。出し切った感が滲み出てます。 そして、2人で持っているのが今回発表される新商品です。 […]

第3世代の到来2017-09-30T10:08:54+09:00

胸筋、いりませんか?

2017-06-08T10:58:55+09:00

「きょうきん~、きょ~うきん、胸筋はいらんかね~?」 昔は夕方になると、竹竿や豆腐や胸筋を売り歩く声が聞こえてきたものです。 焼き芋もありましたね。懐かしいです。 なんだかノスタルジックな気分になっちゃいます。 はい。…胸筋は売られて…いないと。 すみません。乳酸が溜まっているせいだと思われます。 […]

胸筋、いりませんか?2017-06-08T10:58:55+09:00
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